スキー4日目 いよいよ、氷河スキー

この日は早起きして準備。山岳ガイドが8時半に迎えに来ることになっている。前日、彼に「氷河の上でお昼を食べるから準備するように」と言われ、ホテルで即席弁当を作成。
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バケットにサラミを詰め込み、パウンドケーキとチーズ。果物は、りんごとみかん。そしてミネラルウォーター2本。VAAMもしっかり準備。これを、背中のバックに入れる。

さらに、私は、ハーネス(カラビナ付き)、雪崩に備えた探知機を装着。

山岳ガイドは大荷物だ。何メール分かわからないほど長いザイル(登山用ロープ)、アイゼン(雪上を歩く爪の生えた靴)、組み立て式スコップに、ピッケル、などなど。これらは、私が滑落したり雪崩に巻き込まれたときに使う、とのこと。「万全の準備だから安心しろ」と彼は言う。ちなみに前日、シャモニーで救助されたスキーヤー、登山者は13人。うーん、結構いるのね。

出発地点は、エギーユ・デュ・ミディへ上がるロープウェーの出発駅。山岳ガイドは、仲間たちと天気予報を入念にチェック。少し雲が出ているが"Pas mal."と言う。が、西側の黒い雲がこちらに来るのでさっさと行こう、という。

ロープウェーは、斜度も凄いが速い速い。あっという間に上っていく。途中で、外の雪山を指し「あそこに登山者が見える」と言われたが、判別がつかない。眼をこらして、やっとアリンコのように雪面にへばりつく黒い点を発見。その先には切り立つ岩壁。人間の小ささと岩壁の巨大さ、その落差に唖然とした。うーん、登山って凄い。

中間駅で乗り換えて、いよいよ頂上(3842m)へ。シャモニーの町が見える。そして周りの山々(2000m級)が小さくみえる。その反対側に、モンブラン4810mが見えるが、これがかなり近い。エギーユ・デュ・ミディを挟んで、向こうとこっちで、天気が全然違うのにびっくり。一方が暗い雲に覆われ、もう一方が快晴。山々が雲を塞き止めている様子を見て感動。
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ここでは、スキーを履く前にひとつの試練があることで有名。尾根をロープ伝いに降りていくが、噂に聞いていたもののかなりスリリング。おまけに高地なのでゼーハーゼーハー息苦しい。
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一息ついて、これから氷河スキー開始!約20kmあるので、長丁場。
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とにかく広い。オフピステなので、当たり前だが、人工物がない。眺めが凄い。遥か彼方まで氷河上の雪原と山々が続き、人が見えない。広いからと言って、どこでも滑ってよい訳ではなく、山岳ガイドの指示に従いクレパス地帯は避けて滑っていく。下の写真では右側にクレパスが並んでいる。
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途中にコブ地帯があり、これが結構きびしい。山岳ガイドに「休みたい」と伝えると、「上を見ろ。氷河が舌を出しているだろう。こんなところで立ち止まるもんじゃない」と言われ、内心「ぎょえ〜」と叫びながら降りる。コブ地帯を過ぎると、平らな場所に出るので、ここでお昼に。
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途中、「ゴゴゴゴー」という雷鳴のような地響きが聞こえ、その方向をみると小さな雪崩(下の写真)が発生。ウォー、初めて見た。
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後半は、斜度の緩い雪原が続く。今まできたところを振り返ると、氷河が日光に照らされて青光りしている。
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更に下(それでも2000mより上)に降りると徐々に岩が出てくるので避けながら滑る。
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モンタンヴェール駅の下に到着。ここで、ロープウェーに乗る為に、階段で駅まであがる。これがキツい!!! スキーを担いだ状態で延々と階段を登る。山岳ガイドは、さすがひょいひょいと先に行ってしまった。
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モンタンヴェール駅の鉄道駅に着いたのが13:10。ここからシャモニーへ帰る。朝8:30に出発して、全行程5時間強。怪我も無くほっとした。
by vento627 | 2008-02-20 22:03 | フランス | Comments(0)

体力と馬力が取り柄の自称筋肉系エンジニア。スキー、ゴルフ、ランニング、フランス語(仏検準1級に挑戦したがただいま休戦)に励む毎日。30年越しの腰椎分離すべり症を2014年に手術で克服し、フルマラソン完走まで回復。


by vento627