『ふらんす』10月号


昼休みに『ふらんす』10月号を読んでいたら、面白そうな記事に惹かれてアマゾンで2冊購入。

まず、中条志穂氏の「対訳シナリオ」で紹介されいる「薬指の標本 L'annulaire」
原作が小川洋子氏の同名小説の、フランス映画。まだ注文したばっかりで読んでないけど、「対訳シナリオ」の紹介記事が十分に興味をそそる。

ところで、シナリオを読む限り台詞中のフランス語は易しいが、果たして映画の中でどこまで聞き取れるだろう。うーむ。ちなみに、初めて知った表現は、

・aller comme un gant à ....にぴったり合う
・pointure f. 手袋、靴、帽子などのサイズ (映画中では、靴のサイズ)
服は、tailleというのと区別するんですねえ。
・naturaliste 博物学者、(映画中では、標本技術士)
・spécimen m.見本、試供品、典型 (映画中では、標本)
・brûlure f.やけど
・se volatiliser 蒸発する、消える
・du jour au lendemain 一夜のうちに

もうひとつの記事は、「口ひげを剃る男」の書評(中島万紀子氏)
結末に「度肝を抜かれた」そうで、こちらも十分に期待して、アマゾンでお買い上げ。楽しみ、楽しみ。
Commented by miauleuse at 2006-09-28 08:35 x
ventoさま、おはようございます!
わたしも「ふらんす」のシナリオのページを読みながら、読めば簡単に理解できるのに、なぜ台詞として聞くと全然分からないのだろう・・・と思ってしまいます。
ところで、このシナリオの中で「こんな風に言えばいいのね」と思った表現が Je vous remercie d'avoir affronte la pluie pour venir.「わざわざ雨の中を来てくれてありがとう」でした。
辞書で調べたら、affronter には「立ち向かう、敢然と挑む」という意味があって、そこから「雨の中をわざわざ」という訳になるんですねぇ。
訳文がわかりやすい(こなれている)ということもあるかとは思いますが、シナリオからは学ぶことがたくさんありますね。
だから、きっと毎月毎月、映画シナリオの抜粋が掲載されているんですね。
「薬指の標本」、映画を観てみようかな・・・と思いました。
Commented by vento627 at 2006-09-30 20:23
miauleuseサマ、こんばんは~
私も「この表現使える~」と思いました!いつか使ってみたいです。

「ふらんす」は、コンパクトな雑誌なので、鞄にいれたまま時間のあるときに読むんですが、時々、「拾い物」があるので、いいな、と思っています。

ところで、miauleuseさんとこのモンブラン、目に毒ですよ~(笑)
by vento627 | 2006-09-26 23:37 | 語学(英語、仏語) | Comments(2)

体力と馬力が取り柄の自称筋肉系エンジニア。スキー、ゴルフ、ランニング、フランス語(仏検準1級に挑戦したがただいま休戦)に励む毎日。30年越しの腰椎分離すべり症を2014年に手術とリハビリで克服し、フルマラソン完走、登山復帰まで回復。最近は、仮装してマラソンに出るのが一番の楽しみ。


by vento627